HUPC 開催の経緯
これまで自分が RUPC や ACPC などの他大学の競技プログラミング合宿に参加してきて、自分も合宿を主催して他大学の (特に北海道の) 競技プログラマと楽しみたいという思いがあって、開催することにしました。やると決めたからにはたくさん頑張ろうということで、実際いろいろ頑張りました。
実際に日程を決めるときはちょっとだけ難航しました。というのもすでに他の合宿やコンテストの予定が入っていたり、冬は交通機関の乱れが心配であったりと、なかなかいい日程がありませんでした。せめて 3 連休にできたらいいよねということで、7 月の 3 連休を取ることにしました *1
運営としてやったこと
4 月
まず先述の通り、開催するということと具体的な日程を決定しました。また当時 Twitter アカウントがなく広報するにあたって不便だったので、サークルの Twitter アカウントを作ることにしました。
Day1 は北大勢で作問することになっていたのですが、Day2 は有志で作問してくれる方を募集しなければならなかったので、募集しました。最終的に自分含め 5 人で作問してくれることになり、非常に心強かったです。作問してくれた 4 人 (drken, idsigma, tempura0224, tubuann) の皆さん、ありがとうございました。
5 月
会場の予約をしました。当初学内の教室などで開催できたら良いなと思っていたのですが、弊学はケチなので休日に教室を学生に貸し出していなかったので、外部の貸室を利用することにしました。後でまた書きますが、スポンサーのフィックスターズ様が会場費をサポートしてくださったので、大変助かりました。
会場が決定したので定員や懇親会会場を決定することができて、ATND を公開したり懇親会会場を仮予約したりしました *2。
この時期にフィックスターズ様と連絡を取り、スポンサーとしての参加交渉を行いました。快諾してくださりありがとうございました。
6 月
会場は下見ができたので、プロジェクターの動作確認 *3 やネットワークの確認をしたりしました。
作問作業が本格化して、この解法は落としたいとかを考えて制約を変えたりなどの試行錯誤をしました。
7 月
ATND の登録を締め切って懇親会の人数を確定させました。あと懇親会後に AGC が入ったので時間をずらす必要があって、そのへんをお店に再度連絡しました。
直前になってお菓子や飲み物、ウエットティッシュなど必要なものを購入しました。この辺で仕事を分散しはじめていて、名札を rsk0315 君に作ってもらったり、買い出しをみんなでしたりしました。協力してくれてありがとう。
あとは受付表を作ったり会計をしたり問題文を印刷したりなど細かいことをいろいろやりました。
合宿当日の流れ
Day0
てんぷらくんが家に泊まりにきました。一緒にジンギスカンを食べました。
北海道喰らった (@ ジンギスカン 義経 in 札幌市, 北海道) https://t.co/EzoH3R5awq pic.twitter.com/KnatfpkD5u
— tsutaj (@_TTJR_) 2019年7月13日
Day2 どれくらい解かれるかな〜、あんま解かれへんやろ〜、みたいな話をしてた気がする。
Day1
いろいろ荷物を運びながら会場に向かいました。あまりにも荷物が多かったのでてんぷらくんにお菓子と飲み物を持たせてしまってもうしわけない
お菓子 (写真に写ってないのもいっぱいあるけど、とりあえず) pic.twitter.com/2MnZe39XCP
— tsutaj (@_TTJR_) 2019年7月14日
会場とコンビニが近かったので飲み物を買い足したりとか、色々準備をしていたら受付の時間になって、続々と参加者が到着してきました。
最初に自己紹介とスポンサーセッションがあり、その後チーム分けをしてコンテストです。
北大セットでは A と G の Writer と F の原案魔改造、G の問題文、C・D・E・G のデータセット、全問題の Tester を担当しました。G は前々から出そうと思っていたテクだったので出せてよかったです。後で Twitter みたら参考にした論文の著者から言及されていてびっくりしました。
重軽再帰DPが出るのさすがに草でしょ
— ™ 🔰 (@tmaehara) 2019年7月14日
とてもうれしい! (ところでその問題は O(NWlog N) で解けるって論文にも書いてあるよ)
— 花粉症の薬を飲む (@DEGwer3456) 2019年7月14日
その後は懇親会でした。写真撮影を店員にお願いしたのですが、わざわざ扉を取り外して撮影してくれてサービス力を感じました。
Day2
コンテスト時間が早いので早起きします。ねむい
チーム分けをして、Day2 コンテスト開始です。序盤から ushitapunichiakun が爆速で問題を通していて荒らしか?とか言ってました (失礼)
Day1 より全体的に少し難しめかな、と想定したセットでしたが、最終的にオンサイト 1 位が 6 完でオンラインで全完が 2 チームあったので、かなりいい難易度バランスだったのかなと思いました。
ちなみに自分が Writer をした問題はセットのバランスの都合上なくなりました。Tester は全問題やりましたが、忙しすぎて AC 確認くらいしかできなくてすみませんでした・・・ (後半は他のスタッフに頼りっぱなしでした)
夕食はすしをたくさんたべました。
すし #HUPC2019 pic.twitter.com/amQuULmShS
— tsutaj (@_TTJR_) 2019年7月15日
総括
おそらく前例のない、北海道での大学主催合宿を思い切ってやってみました。もちろん不安でした。人が十分に集まるかどうかもわからないし、最悪北大のオフ会みたいになるかもしれないと思っていました。
しかし終わってみれば総勢 35 人が参加してくださり、北大以外の北海道勢や道外の競技プログラマも多く参加してくれました。本当にありがとうございます。
準備は大変でしたが合宿当日はすごく楽しくて、あっという間に終わってしまいました。いろんな人に楽しかったと言ってもらえて嬉しかったです。
また問題セットも概ね好評という印象で、とても良かったです。同時に 2 つのセットを運営するのはかなり大変でしたが最終的になんとかなってよかったです。
来年には社会人になるので来年以降に合宿が開催されるかはわかりませんが、もし開催されてスケジュール的に行けそうならぜひ参加したいと思います。
さいごに、北海道でも競プロ合宿が開けることが証明できてよかったです。実際に合宿に来てくれた皆さん、オンラインで問題を解いてくれたみなさん、Day2 の問題セットを用意してくれた皆さん、スポンサーになってくださったフィックスターズ様、運営してくれた北大勢、その他合宿に関わってくれた方々に感謝して参加記のむすびといたします。